top of page

{Tools & Materials}

フランス額装とカルトナージュ、ランプシェード作りに必要な道具・材料についてのアドバイスです

              のり

  フランス額装では素材保護

 ために中性のりをお勧めしています。木工用ボンドを水で少し薄めたものでも代用できますが、中性のりは薄める手間もなく出来ればこちらを使いましょう。

カルトナージュでは木工用ボンドを水で薄めたものと原液を併用しています。

水で薄める割合はボンド:水=4:1が

目安です。

  ランプシェードでは多用途ボンド

    を使っています。

刷毛とローラースポンジ

刷毛とローラースポンジはのりを塗る時に使います。

刷毛はコシのあるものであれば豚毛でもナイロン製でもいいでしょう。使用後にしっかり洗ってのりを落とし、しっかり乾かすことでかなり長い年数、使用することができますが、毛が抜けて傷んできたものは買い換えましょう。

2.5~3cm幅位のものが使い勝手がいいと思います。

幅違いで数種類揃えてもいいでしょう

ローラースポンジは広い面積にのりを塗る時にとても有効です。

コツがいりますが慣れればとても便利な道具です。

使用後は水洗いしてしっかり乾かしましょう。

45°マットカッター

フランス額装で厚紙を

斜め45°に切る時に使います。

専用の定規とセットになった

ものがお勧めです。

 

カッター

カッターは厚紙を切る時にも使うので大きめサイズのものを用意しましょう。

替刃の用意もお忘れなく。

切れ味が落ちたらマメに刃を折って使いたいので、刃を折るための専用ケースもあると便利です。

はさみ

はさみは手の大きさにあった

切れ味のいいものを選びましう。

なるべく先が細いものを、布用と

紙用に分けて用意します

 

へら

へらはのり代や角の処理をする時に使います。

製本用の象牙製かプラスチック製がよいでしょう。

木製の陶芸用やねんどベラなども代用できます。

へらの先端の厚みが薄いものが向いています。象牙製と木製はヤスリで削って薄くすることができます。

ランプシェード作りにはクラフト用のモデラーが便利ですがバターナイフ等でも代用できます。

 

 

 

 

化粧紙と布

フランス額装ではマットに貼る紙を化粧紙といいます。

できれば中性素材で適度な厚みのある紙を使いますが、色に限りがあるのでその他の紙を使うこともあります。

私はキャンソン社のキャンソン・ミ・タントをよく使っています。

 

カルトナージュでは布も紙も使います。布は綿100%がのり付きがよく、扱いやすいです。

絹など薄すぎるものは糊ジミしやすく、麻などの厚地はほつれやすくて扱いにくいので使う時は注意しましょう。

​ランプシェードには糊がつきやすい天然素材100%(綿や麻、シルクなど)の生地をお勧めしています。

 

コンパス

フランス額装、カルトナージュ、ランプシェード共に製図に使用します。

なるべく大きな円が描けるものがあると便利です。

釘と金づち

フランス額装では額にマットを収める時に釘打ちして密封します。

釘は細いピン釘を数種類の長さで用意するとよいでしょう。​全てホームセンターで揃えることができます。

厚紙

フランス額装では厚紙(マット台紙)は中の作品保護のために中性素材のものを使います。

中性素材の台紙にはニューマット、ライジングマットなど種類がありますが、

私はミューズ社のクリーム台紙を使っています。

1mm紙、2mm紙、3mm紙の3種類を使います。

 

カルトナージュにはグレー台紙を使っています。薄い色の紙や布を貼る時に下地のグレーの色が響いて気になる時は白い台紙を使うか上にケント紙を貼ります。

1mm紙、2mm紙、2.5mm紙の3種類を使っています。

 

定規

定規は金属製のもので採寸用とカット用の2種類用意することをお勧めします。

ステンレス製で正確なメモリが端から付いたもの(できればJISマーク付き)を採寸用に、裏面に滑り止めが付いてエッジのあるものをカット用にします。

直角を確認するためのL字定規や大きめな方眼三角定規もあると便利です。

カッターマット

机の上には必ずカッターマットを敷いて作業しましょう。なるべく大きなものが便利です。

 

テープ類

フランス額装では中の絵を窓の裏に押さえる時とマットをアクリル板・裏板と共にパッキングする時、額縁に収める時に中性の額装用テープを使って額に収めます。

カルトナージュでは水貼りテープを箱の組立時の補強に使います。

水で湿らせれば接着しますがボンドを塗って使います。

ダブルクリップ

貼り合わせた厚紙の接着の補助に使います。クリップだけでは跡がついてしまうので、必ず厚紙の端材や厚地のフエルト地等を両側に挟んで使いましょう。

bottom of page